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手術直後・退院後のブラジャー選びのポイント
「術後はブラジャーを着けない」という声も聞きますが、歩いたり車に乗ったりした時の振動で痛みを感じます。
前から人が歩いて来るだけで、ぶつからないかと不安になることも。
これらを軽減し、身体を保護するためにもブラジャーを着用してください。
・柔らかい素材で、着脱しやすいフロントホックタイプがおすすめ
・特に脇の部分に痛みを感じやすい。裏地に縫い目のないものが肌や傷の圧迫を軽減できる
・放射線治療中でも着用できる
術後1か月~3か月中のブラジャー選びのポイント
個人差はありますが、傷や痛みがおさまってくる頃です。
全摘・温存・乳房再建など手術法の違いで悩みも異なります。
痛みや違和感なく快適に過ごせることを重視して下着を選びましょう。
外見の補正が必要です。
左右のバランスを整えるため、シリコンパッドとパッドが入れられるポケット付きブラジャーやキャミソールを選びましょう。
左右のバランスが整っていれば、今までのブラジャーをそのまま使ってもよいです。
左右差がある場合は専用のパッドで補正しましょう。
左右差を整えるブラジャーを選びましょう。
再建した乳房を支えることで、痛みや重さといった身体の負担を軽減します。
乳房下降線に合わせたワイヤー入りブラジャーも最適です。
※岡山大学病院と大手下着メーカーの共同研究セミオーダーブラもおすすめです。
胸の形が変わってしまいタイトなワンピースが似合わなくなったなら、ゆったりとしたデザインのものを選んで。
ロングネックレスで縦ラインを強調する、ベルトでウエストを絞るなどの工夫でスラリとした印象を演出できます。
胸元の開きが気になるなら、キャミソールで重ね着を。
トップスとのカラーコーディネイトを楽しむのもいいですね。
手術の傷跡や治療後のリンパ浮腫などで、夏にノースリーブの服が着られなくなったという方も。
カーディガンやジャケットを羽織ったり肩掛けにしたり、スカーフやストールをアレンジして気になる部分をさりげなくカバーしましょう。
手術の傷跡はこちらのページで紹介しているカバーメークも効果があります。