トップ > 女性とウィッグについて > 抗がん剤と脱毛・発毛の関係
初回の抗がん剤投与から2~3週間で髪の毛が抜け始めます。
脱毛の程度には個人差がありますが、治療が終了すれば3~6か月で自毛が生え始め、8か月~1年ほどでほぼ回復します。
毛の根元には、毛の成長をコントロールしている「毛乳頭(もうにゅうとう)」があり、その周りを「毛母細胞(もうぼさいぼう:毛を作るもとになる細胞)」が取り囲んでいます。
毛乳頭からの指令で毛母細胞が分裂することで毛が成長します。毛母細胞は、身体の細胞の中でも活発に細胞分裂が行われているところです。
抗がん剤は細胞の分裂が活発な部位に強く影響を及ぼすため、毛母細胞が破壊され、毛の成長が止まって脱毛が起こります。
抗がん剤は毛乳頭に対しては直接影響を及ぼしません。
抗がん剤治療が終われば、毛乳頭からの指令によって再び毛母細胞が分裂して、一般的には治療終了後3~6か月で新しい髪が生えてきます。
生え方がまばらで生え揃わない時期はパーツアイテムを活用しましょう。
頭皮のたるみから毛穴が曲がり、クセ毛が生えてくることもあります。
徐々にクセは直ってきますが、生え始めはくせ毛を生かしたベリーショートヘアを楽しむのもいいですね。